前向き抱っこ紐って必要?人気の理由やメリット・デメリット、使用時の注意点も紹介

前向き抱っこ紐って必要?人気の理由やメリット・デメリット、使用時の注意点も紹介

赤ちゃんに前向き抱っこ紐が必要か悩んでいる方やいろいろな抱き方をしたい方向けに、前向き抱っこ紐のメリットやデメリットをはじめ、快適に使える活用シーン4選や実際に使う際の注意点を紹介します。


<目次>

 


街で前向き抱っこ紐(ひも)を使っている人をよく見かけませんか?赤ちゃんがご機嫌にしている様子を見て、自分も使ってみようか悩んでいるママやパパも多いかもしれません。

抱っこ紐には前向き抱っこができるタイプとできないタイプがあるため、いろいろな抱き方をしたい方は前向き抱っこができるタイプを選びましょう。しかし前向き抱っこをする際には、注意すべき点もあります。

この記事では、前向き抱っこ紐の必要性とメリット・デメリットを紹介します。また、どんなシーンで活用できるのか、使う際の注意点と最適な選び方も解説。この記事を読んで、前向き抱っこ紐が必要かどうか判断してみましょう。

1.前向き抱っこ紐は必要?メリット・デメリットを紹介!

前向き抱っこ紐は必要?

前向き抱っこ紐が必要か悩んでいる方や購入を検討している方に、前向き抱っこ紐のメリットとデメリットを紹介します。

前向き抱っこ紐は使用する際に気をつけるべき点があるものの、対面抱っこにはない赤ちゃんへの効果が期待できます。メリット・デメリットを押さえて、前向き抱っこ紐を上手に活用しましょう。

 

【メリット1】赤ちゃんが正面を向くことで景色を楽しめる

対面抱っこはママやパパとの距離が近く、赤ちゃんとコミュニケーションを取りやすいのがメリットですが、赤ちゃんから見えるのはママとパパの胸だけです。

その点、前向き抱っこにすると赤ちゃんの視界が広がり、ママやパパと同じ目線で外の景色を楽しめます。

いつもと違った景色を見ると視覚からさまざまな情報を得られ、多くの刺激を受けます。赤ちゃんの脳が活性化する効果も期待できます。

ただし一度に多くの情報を与えると、逆に脳が疲れてしまうことも。前向き抱っこ紐は、赤ちゃんの様子を見ながら適切に使いましょう。

 

【メリット2】周囲の人とコミュニケーションが取りやすくなる

赤ちゃんは人と関わりあうことで、言葉を育み脳を発達させています。

前向き抱っこにすると周囲の人に赤ちゃんの顔が見えるので、みんなに「かわいいね」と声をかけてもらいやすく、ママやパパ以外の人とのコミュニケーションが取りやすくなります。ママやパパも声をかけてもらえることで、周囲の人と交流を深められるでしょう。

 

【メリット3】赤ちゃんのぐずり対策にもなる

赤ちゃんは抱き方を変えるだけで気分が変わり、泣き止むことがあります。

対面抱っこをしていると泣き止まないのに、前向き抱っこにしたらピタリと泣き止んだ…なんてことも。前向き抱っこにして周りの人が赤ちゃんに笑ったり話しかけたりすれば、赤ちゃんも自然と笑顔になるでしょう。

良い気分転換になる前向き抱っこ紐があれば、赤ちゃんにとって心地よい抱っこの選択肢が増え、ぐずったときの対応にも役立ちます。

ただし赤ちゃんによっては、知らない人や大きなものが迫ってくるように見えて、怖さを感じることもあるかもしれません。月齢に合わせて、様子を見ながら使いましょう。

 

【デメリット1】赤ちゃんの顔がママやパパから見えない

対面抱っこなら、抱っこ紐を使用しているママやパパから赤ちゃんの顔が見えるので様子がわかりやすく、赤ちゃんにとってもママやパパの顔が見えて安心感につながります。

一方で前向き抱っこの場合は赤ちゃんの表情がわかりにくく、特に1人で抱っこ紐を使って外出していると赤ちゃんの様子をこまめに確認できません。

赤ちゃんの顔がママやパパから見えない

ふと見たら赤ちゃんがよだれまみれになっていたり、鼻水が出ていたりなんてことも。それだけでなく、「楽しそう」「ねむそう」などの赤ちゃんの機嫌がわかりづらい点はデメリットといえます。前向き抱っこをする際は赤ちゃんの様子がわかるよう、短時間だけ使うなどルールを決めておくと安心です。

 

【デメリット2】ママやパパが転倒した際に赤ちゃんがケガをする可能性も

前向き抱っこをすると、赤ちゃんの重心が前にかかりやすくなります。

前向き抱っこをしているママやパパも前に引っ張られてバランスが取りづらかったり、自分の足元が見えにくくなったりすることでつまづいて転倒してしまうケースも。万が一抱っこ紐を使用している人が転倒すると、赤ちゃんの大ケガにつながります。前向き抱っこ紐を使うときは、転倒しないように細心の注意を払いましょう。

 

【デメリット3】商品によって赤ちゃんの股関節に負担になりやすい

赤ちゃんの脚は、両膝と股関節が十分曲がったM字型が自然な形。抱っこ紐を使用する際も、このM字型開脚を維持することが非常に重要です。

対面抱っこでは、赤ちゃんがM字開脚で胸にしがみつく形になるので自然な姿勢を保ちやすくなります。一方、前向き抱っこでは脚が伸びてしまい自然な姿勢を保ちづらく、股関節に負担がかかる場合があります。

赤ちゃんの脚への負担を軽減するため、抱き方に合わせて赤ちゃんの足回りの幅を調節できるシートアジャスター付きの抱っこ紐を選びましょう。

前向き抱っこをしたときでも、自然な脚の形を保ちやすくなります。使用する際は、赤ちゃんの両足をパパママの手で支えてあげるとより安心です。

2.お出かけが楽になる!前向き抱っこ紐はこんなシーンで活用できる!

お出かけが楽になる!

対面抱っこにはない前向き抱っこ紐ならではの活用方法4選をまとめました。

前向き抱っこ紐を使うと、赤ちゃんはいつもと違った新鮮な景色を見られてご機嫌に。普段のお散歩がよりいっそう楽しいものになります。家族の思い出がつくれる効果的な活用シーンを紹介します。

 

散歩をする時

0歳の赤ちゃんでも、散歩することの効果はもちろんあります。日光を浴びることで体内時計がリセットされて生活リズムや睡眠リズムが整い、健康面の効果も期待できます。

景色を見て笑ったり手足をバタバタさせたりして喜んでいる赤ちゃんの様子に、ママやパパも癒されるでしょう。前向き抱っこ紐を使うと赤ちゃんが外の景色を楽しめるため、五感が刺激されて脳の働きを促す効果も期待できます。

 

飲み物を飲む時

夏場のお散歩は抱っこ紐の中にいる赤ちゃんにとって暑くなりやすく、こまめな水分補給が必要です。

対面抱っこだとママやパパとの距離が近すぎるため、赤ちゃんに水分補給させにくいといった声もあります。そんなときは、前向き抱っこ紐を有効活用しましょう。

前向き抱っこは赤ちゃんとママやパパに適度に距離があるため、対面抱っこと比べると格段に飲み物をあげやすくなります。

ちょっとベンチに腰をおろせば赤ちゃんに水分補給させやすいだけでなく、ママやパパも座って飲み物をあげられるので負担が軽くなるのも嬉しいですね。

 

水族館や動物園などにお出かけする時

休日に家族連れで混雑している水族館や動物園にお出かけすると、ベビーカーでは動きにくくて不便なことがあります。とはいえ対面抱っこにすると、せっかく来ているのに赤ちゃんが動物や魚を見られません。

そんなときは、前向き抱っこ紐を使えばこれらの問題点をすぐに解決できます。

前向き抱っこなら赤ちゃんにいろいろなものを見せてあげられて、ママやパパも移動が楽ちんです。赤ちゃんも初めて見る動物や魚たちに好奇心を刺激され、赤ちゃんの様子を見てママやパパも嬉しくなるでしょう。

 

写真を撮る時

お出かけの際に家族みんなで写真を撮ろうとしても、抱っこ紐にいる赤ちゃんだけ顔が見えない…と悩むケースは多いものです。

せっかくのお出かけを思い出として残すなら、前向き抱っこ紐を積極的に活用しましょう。前向き抱っこ紐を使えば、赤ちゃんの顔がはっきり見えるので写真を撮るときに重宝します。家族全員の笑顔がそろった写真なら、ずっと思い出に残るに違いありません。

 

3.前向き抱っこ紐を使う際の注意点!

前向き抱っこ紐を使う際の注意点

前向き抱っこ紐を快適に使うためには、使用時の注意点をしっかり把握しておく必要があります。

いずれも赤ちゃんの健康面や安全面に関わる大切なポイントです。赤ちゃんはもちろん、ママやパパも安心して前向き抱っこ紐を使えるよう、2つの注意点をしっかり押さえておきましょう。

 

首と腰がしっかりすわった生後5~6ヶ月以降に使う

前向き抱っこ紐を使い始める時期の目安は、首と腰がしっかりすわった生後5~6ヶ月頃です。

対面抱っこは首がすわっていない赤ちゃんでも、使用者の胸や肩ベルトで首を支えることが可能です。一方の前向き抱っこ紐の場合、首や腰がすわっていない赤ちゃんに使用すると、赤ちゃんは頭の重さを自分の首と腰で支えなければなりません。

首や腰がすわるようになれば、赤ちゃん自身が無理なく姿勢を保持できるので安心して前向き抱っこ紐を使えます。

ちなみに前向き抱っこに限らず、抱っこ紐を使用する際は赤ちゃんの膝がお尻よりも高い位置にくるように両足をM字に広げます。赤ちゃんの成長に合わせて、お尻まわりの沈み込みを調整できるアジャスター付きの抱っこ紐を選ぶとより安心です。

 

2時間以上の使用は控える

製品安全協会によると、抱っこ紐の使用時間は2時間以下が望ましいとされています。

長時間連続して使用する際は、赤ちゃんの体調の変化や装着状況を確認する必要があるからです。前向き抱っこは対面抱っこと比べて赤ちゃんの体勢が不安定になり、体に負担がかかりやすくなるため、2時間以上の使用は控えましょう。

また対面抱っこよりも赤ちゃんの姿勢に気を配るため、ママやパパの負担も大きくなりがちです。

赤ちゃんの成長に伴い動きが活発になってくると、腰や肩への負担が増すことも。赤ちゃんをはじめ、ママやパパの負担軽減のためにも、前向き抱っこをする際は推奨使用時間よりも短い時間で使いましょう。

4.前向き抱っこ紐の選び方

前向き抱っこ紐の選び方

安全かつ快適に前向き抱っこ紐を使うために、選び方のポイント5点をまとめました。使っているときだけでなく、使っていないときも快適かどうかも重要です。ポイントを押さえて長く愛用できる前向き抱っこ紐を選びましょう。

 

使う人の体格に合っているか

抱っこ紐を購入する際に、人気ランキングで上位にあがっているものを選ぶ方は多いのではないでしょうか。

ですが、海外製の抱っこ紐は体格の大きい人向けにつくられているため、小柄な日本人が着用すると体に合わず、装着したときにベルトが締まりきらなくてフィット感がないというケースもあります。

前向き抱っこをすると対面抱っこよりも隙間が生まれやすいため、できるだけ体にフィットするものがおすすめです。

購入する前に必ず試着して、使う人の体格に合っているか確認しましょう。ママとパパで体格に差がある場合は、使う人に応じてベルトのサイズ調整がしやすいかもしっかりチェックしておくと安心です。

 

赤ちゃんの頭・首をしっかりサポートしてくれるか

前向き抱っこ紐を使うと、赤ちゃんの頭が前に倒れやすくなります。ヘッドサポートやネックサポートが標準設計されている抱っこ紐を選べば、前に重心が傾きやすい赤ちゃんの頭をしっかり支えてくれるので安心です。

ただし、ママやパパがしゃがんだり前かがみになったりする際は、赤ちゃんの頭が倒れないよう注意して使いましょう。

 

抱き方に合わせてシート幅を調節できるか

前向き抱っことして利用する際は、赤ちゃんが自然な姿勢を保てるかが重要です。

前向き抱っこは対面抱っこと比べると重心が前に傾き、赤ちゃんのお尻が前に出やすくなります。前向き抱っこができると宣伝している抱っこ紐はいくつもありますが、構造によっては赤ちゃんが吊られているような形になってしまうものも。

抱っこしたときに赤ちゃんの脚がまっすぐではなく、M字型になるのが正しい姿勢です。

赤ちゃんが自然な体勢を保てるよう、前向き抱っこをしたときも深く座れる形になり、足周りがM字型姿勢を保てるかどうかも重視して選びましょう。選ぶ際は赤ちゃんの股関節周りをサポートする機能が付いている抱っこ紐なら安心です。

さらに、赤ちゃんのお尻に合わせてサイズ調節ができるシートアジャスターが付いていると、抱き方によってシート幅を狭くできるので、前向き抱っこでも赤ちゃんの股関節への負担軽減につながります。

 

本体が軽量でコンパクトになるか

抱っこ紐を選ぶ際に重視したいのが、本体の重さとたたんだときの大きさです。

特にいろいろな抱き方ができる多機能タイプは、使用者の腰や肩の負担軽減のために腰ベルトや肩ベルトのクッションに厚みを持たせた構造のものも多く、重さと大きさがネックになりやすいといえます。

たたんでもコンパクトになりにくく、ベビーカーの収納スペースからはみ出てしまったり、持ち運びに不便さを感じたりすることもあるでしょう。

抱っこ紐を選ぶ際は着け心地だけでなく、簡単に持ち運びができるかどうかも考慮すべきポイント。小さくたためる軽量タイプなら、持ち運びしやすく便利です。

 

安全基準を満たしているか

日本では一般財団法人製品安全協会が定める「SG基準」があり、抱っこ紐にも設けられています。近年、抱っこ紐から赤ちゃんが転落する事故が多発しており、このような背景により2015年5月にSG基準が改正されました。

基準を満たし、認証された商品には「SGマーク」がつけられます。SGマークを取得している抱っこ紐は安全性が担保されている証となるため、マークの有無も抱っこ紐を選ぶ参考にするのがおすすめです。

ですが、SGマークが付いているからといっても誤った使い方をすれば事故につながる可能性もあります。前向き抱っこで使う場合は、事前にしっかり練習しておきましょう。

 

5.日本人の体格に合った抱っこ紐なら「HUGLM(ハグルム)」がおすすめ!前向き抱っこ紐で親子のかけがえのない時間を大切に

日本人の体格に合った抱っこ紐

前向き抱っこ紐は、赤ちゃんとのお出かけに必須のアイテムです。家族のお出かけがさらに楽しいものになり、たくさんの思い出ができるでしょう。

前向き抱っこ紐はメリット・デメリットがあり、使うときの注意点をしっかり押さえれば安心して使えます。前向き抱っこ紐を選ぶなら、抱き方に合わせてシート幅を調節できる、安全基準を満たしたSGマーク認証のものがおすすめです。

「HUGLM(ハグルム)」の抱っこ紐は、赤ちゃんが心地よくいられてママとパパも使いやすい高品質なつくりが特長。

新生児から4歳(48ヶ月)の幼児期まで長く使えます。対面抱き、前向き抱き、おんぶと3通りの抱き方ができる多機能型のベビーキャリアで、お尻まわりと股関節まわり、両方のシート調整ができるアジャスター付き。赤ちゃんの自然な体勢をキープできる快適さを追求しました。しかもSGマーク認証商品なので、大切な赤ちゃんの安全を守ります。

すべて国内で生産しており、職人がひとつひとつ丁寧に縫製。

日本人の体型に合っており、着脱も簡単です。ベストのようにつけっぱなしでもデザイン性が高いので、ママとパパのおしゃれも両立できます。汚れても洗濯しやすく、生地もメッシュ素材なので通気性も抜群。使わないときはコンパクトに収納できます。

「HUGLM(ハグルム)」の抱っこ紐は、ネットまたは店頭で取扱中。ショールームは全国に9店舗展開し、実際に試着しながら知識豊富なスタッフが抱っこ紐選びをサポートします。

店舗が近くない、または産後に赤ちゃんと試して抱っこ紐を選びたいママやパパ向けにレンタルサービスも実施中です。自宅でゆっくり試着できるので、自分たちに合った抱っこ紐選びが叶います。もしお困りのことがあれば、オンラインでも随時相談を受け付けています。いつでもご利用ください。

パパとママ、赤ちゃんに寄り添ったものづくりをしている「HUGLM(ハグルム)」の抱っこ紐を通じて、親子のかけがえのない時間を大切なものにしてくださいね。

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